北海道函館市にある社会医療法人高橋病院は179床の病院を中心に、介護老人保健施設、グループホーム、訪問、通所など介護サービスを多角的に展開しています。提供するサービスの「質」を向上させる手段としてITシステムの活用にも積極的に取り組んできました。電子カルテの黎明期である1996年に電子カルテを導入したほか、地域医療情報ネットワーク「ID-Link」を共同開発するなど、医療・介護分野におけるIT活用の先駆者としても知られます。高橋肇理事長は「これからの医療には、ITの推進とともに、患者の“多幸感”を高めるアプローチが不可欠である」と語ります。2年後に控える新病院への構想もあわせて、話をうかがいました。