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インクルーシブ リーダーシップ座談会レポート

メディカルジャーニーで2023年4月~7月に配信したWebセミナー「変化の時代に成果を出すリーダーシップのコツ」で座長を務められた九州大学病院 検査部 技師長 堀田多恵子先生をアドバイザーに、兵庫医科大学病院 臨床検査技術部 部長 狩野春艶先生、佐賀大学医学部附属病院 臨床検査技師長 於保恵先生、奈良県立医科大学附属病院 中央臨床検査部・輸血部・病院病理部 技師長 倉田主税先生を座談会メンバーとしてお迎えし、多様なメンバーを抱える検査室の組織長として、臨床検査の現場における人材育成や組織マネジメントに関する課題解決について、ディスカッションいたただきました。

バックキャスティングを病院経営に応用する

東京慈恵会医科大学附属柏病院 病院長 吉田 博先生(臨床検査医学講座 教授)は、全体俯瞰的に医療サービスの最適化を目指すというお考えのもと、持続的な組織づくりを実践されています。今後の超高齢社会を見据え、リスクが高いともいえるバックキャスティングの考え方を取り入れながら、柔軟に対応する病院経営、さらには、今後の医療に求められる経営計画、人材育成についてお話しいただきました。

高度急性期病院としての使命を追求するポストコロナ戦略

神戸市立医療センター中央市民病院では、2020年4月に新型コロナウイルス感染症のクラスターが発生し、約2カ月間、病院が閉鎖されました。その後、ウィズコロナの病院運営を通して着実に病院のブランド力を強化しています。ポストコロナに向けた戦略について、病院長の木原康樹先生に聞きました。

相澤孝夫先生に聞く Part2 本当のチーム医療実現のため、医師・コメディカルにどう働きかけるべきか

医師の働き方改革の実現に不可欠なタスクシェア・シフトを実現するためには、医師だけでなくコメディカルの意識改革も必要です。そのヒントをお伝えするため、相澤病院の最高経営責任者で日本病院会会長も務める相澤孝夫先生に話を聞きました。叱るのではなく、どこに問題があるのかを理解してもらう、また、仕組みを作ることで患者さんと接する機会を増やすなど、相澤先生のこれまでの実践は、意識改革を推進する上で参考になるはずです。 

相澤孝夫先生に聞く Part1 地域から支援・支持させる病院を目指し、大胆な改革を続ける

急性期中核病院として365日24時間救急医療を提供する相澤病院では、2014年に回復期リハビリテーション病棟を新設、さらに2016年には、地域包括ケア病棟のみの新病院を開設。その間、地域医療構想の議論を先取りする形で同院の急性期病床を92床も削減してきました。こうした一連の取組の目的と成果について、同院の最高経営責任者で、日本病院会会長を務める相澤孝夫先生に話を聞きました。

患者満足度95%を実現した院長のリーダーシップとは?

厳しい経営環境のもとで、いま病院の事務部門の役割があらためて見直されようとしています。地域医療を担うべき中核病院として事務部門の活性化を図り、大きな成果をあげるとともに健全な経営を続けているのが栃木県足利市にある足利赤十字病院です。小松本 悟院長に事務職員の活性化と地方中核病院の経営について話をうかがいました。