COVID-19の基礎と検査

2020年6月11日

はじめに

2019年12月上旬に中国・武漢で発生し、世界中へと感染が広がっている新型コロナウイルスSARS-CoV-2に2020年5月25日現在、世界中で5,399,801人が感染し、少なくとも343,881人が死亡されました(1)。2020年5月26日現在、国内で感染が確認された人は空港の検疫などを含め、16,662人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて17,374人、亡くなった人は、873人となっています(2)。国内の感染者数は減少傾向にあり5月25日に緊急事態宣言が全国で解除されましたが、第2波、第3波の到来も危惧されており、感染防止対策の徹底と、適切な検査法の選択、医療提供体制の確保が重要だと考えられます。新型コロナウイルス感染症(COVID−19)を診断する方法としては、RT-PCR、LAMP法等の遺伝子検査法が用いられています。遺伝子検査法に加えて、5月13日には、鼻咽頭拭い液を用いてウイルス特異的な蛋白を検出できる抗原検査法が承認されました(3)。また、イムノクロマトグラフィー法および、自動免疫検査法による血中のSARS-CoV-2に対する抗体測定法が各社より開発されています。このような現状を鑑みて、各検査法の特徴について概説します。

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